おっさん天国 物欲の泉

日々物欲にまみれ、煩悩の海に溺れて暮らすおっさんがおススメしたい、あんな物・こんな事をご紹介いたします。

ULTRAVOX (ウルトラヴォックス) - The Collection

youtu.be

 

ン十年前の大学生の時に渋谷のタワーレコードに行きました。特別何か買おうとか思っていたわけではありません。まあ渋谷に行ったときのルーティンみたいなもので、そのとき店頭で輸入CDを安く売ってまして、その中にあった1枚をあんまり期待せずになんとなく買ってみました。それが今回ご紹介するウルトラボックスの《The Collection》

ウルトラボックスのことはテクノ少年でしたからもちろん知ってました。でも私がテクノ少年だった頃は、今のようにYouTubeなんて当たり前ですがありませんでしたし、貸しレコード屋さんも静岡にはほとんどありませんでした。そもそも限られたお小遣いを遣り繰りして遊ぶことしか出来ない中学生にとって、レコードを借りることすらかなりの金銭的は負担でした。なのでウルトラボックスは、《興味はあるけど聴かなくてもまあいいか》レベルのミュージシャンとして華麗にスルーしておりました。

 

話を戻します。渋谷で買ったそのCDを聴いて「へぇ、これいいじゃん!」て思いました。以降、シャカタクのCDと同じで車の中に常に入っているという状態です。

テクノ系(今風のテクノじゃなくて80'sのテクノ)のバンドって、なんか ちょっと世間を斜に構えて見ているというか、妙に屈折した思考のバンドが多かったりしますが、彼らの曲にはどれもそういう変態性がありません。歌詞の内容はわからないんですけど、メロディとか曲を聴く限りにおいては、テクノに特別興味がない人でも普通に聴ける良質なボップスという感じです。

 

このCDでひとつ覚えてるのは、大学生の時にTSUTAYAでアルバイトをしてまして、私が個人的に持ち込んだこのCDを店内で流してたら、別の場所で仕事をしていた女性がもの凄い勢いで私のところへ来て、「○○さん、これ誰のCD?貸して!」と言われたことがあったんですね。この人はテクノマニアでもなんでもない普通の主婦の人でしたから、私的にはウルトラボックスってそういう《敷居の低い、万人受けするテクノバンド》って位置付けです。

 

例によって前置きが長くなりましたが、今は便利なものでYouTubeでその音源を聴くことが出来ます。興味のある方は上にリンクを貼っておくのでよかったら聴いて下さい。

それにしても・・・と思うのですが、YMOが自分の望む姿とだいぶ違った方向に進んでしまったのをきっかけに、たまたまラジオで聴いたJAPANにその後のめり込んでいったことは前にも書きました。でもその時に仮にウルトラボックスを聴いていたら・・・自分の音楽的な思考はだいぶ違ったものになっていたのかもと思えてなりません。いいのか悪いのかわかりませんが。人間の運命って、えてしてそういうところがありますよね。

 

それでは長くなったので今日の記事はここまでということで。おやすみなさい。

 

 

 

 

 

 

The Collection

The Collection

Amazon