最近車の中で松岡直也のアルバムを時々聴いてます。「そういえば!」と、某所に氏のアルバムを紹介していたことを思い出し、多少手直しした上でこちらにもアップしとこうと思ったのであります。
松岡直也&ウィシング
THE WIND WHISPERS
実際の音はこちらからどうぞ。
今から35年以上前の話です。来る日も来る日も、ひたすらもやもやとしていた浪人時代。「大学に入ったら、絶対ナウでトレンディなシティーボーイになって、もうブイブイ言わせてやるんだ!」という想いを強く心に秘めておりました。
「トレンディなシティーボーイになるためには、フュージョンを聞かなければならない。」というわけのわからない思い込みがあったのですが、なんとなく当時流行っていたカシオペアとかそういうのでは生まれついてヘソ曲がりは納得しません。そういう流れでなぜか松岡直也を聞くようになりました。で、一番最初に買ったアルバムがこれ。何枚かあるアルバムの中から何故これを買ったかっていうと、なんとなくジャケットが良さげだったから。いわゆるジャケ買いです。
後日、ギリギリ都内の私立大学に滑り込んだのですが、1・2年の教養学部は埼玉県の、しかも東松山市の、おまけに高坂っていう、駅のロータリーに耕運機が入り込んでくるようなハートウオーミングな都市(笑)にありました。そういえば住み始めて間もない頃、駅前を歩いていて「あっあそこが交番だ」と思ってよくよく見たら、気のせいかもしれませんが『駐在所』と書いてあったような気がします。
そこから歩いて10分ほどの四畳半一間、トイレ風呂共同というシティーボーイには程遠いアパートに居住し、ハードロック&ヘビーメタルばかりを聴きまくり、空いている時間は夜勤のアルバイトに精を出すという、シティーボーイには程遠い生活を送っていた高坂時代。この生活はその後引っ越しをしてもたいして変わりませんでした。
このアルバムを聴くと、痛いほどイケてなかったあの頃を思い出します。
すいません。アルバムの紹介というよりは自分語りみたいになっちゃいました。
ふと思ったんですけど、今度松岡直也の好きな曲ってタイトルでアップをしようと思うので、その時は何卒宜しくお願い申し上げます。