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皆さんご存じの事かと思いますが、音楽家の坂本龍一氏が亡くなられました。
今までいろんな有名人、芸能人の方々の訃報を目にしてきました。しかし個人的に氏のそれは、その人たちとはまるで次元が違うものという感じです。
多感であった思春期にこの人の音楽に触れ、今なお私の音楽的な好みに多大な影響を与え続けている坂本氏。そんなご同輩もきっと多いのだろうと思います。
若い人たちは坂本龍一という人物について、日本を代表する偉大なミュージシャンということくらいは一般常識としては知ってはいても、彼がどんな音楽を作ったのか、そこまで知っている人はそう多くはいないと思います。なので今回は氏の作った曲で私が大好きなものを、ちょっとしたエピソードを交えてご紹介したいと思います。ちなみにどれが一番好きとかそういうのはありませんし、ベスト10とか曲数を限定することもありません。長くなるかもしれませんがお付き合いいただければ幸いです。
東風(トンプー)
YMOの1stアルバムに収録されている氏の代表曲。私がこの曲を初めて聞いたのはレコードのバージョンではなく、ロンドンのハマースミスオデオンでのライブバージョンでした。私が中1の時のことで、二回目のワールドツアーのヤツです。タモリのオールナイトニッポンでそのライブの模様を放送したんですね。それをたまたま持っていたマクセルのクロームテープに録音しました。放送自体は思いっきりモノラルなのに(笑)そしてそれを何度何度も聞き、YMO沼の深みにはまっていきました。矢野顕子さんのソロアルバムの中に、この曲に歌をつけたものがあり、二回目のワールドツアーのトンプーはそのアレンジがベースであることを後に知りましたが、私はこの矢野バージョンがオリジナルより好きです。
このバージョンです。わけのわからないモデルさん達が邪魔だけど演奏自体はなかなかいいです。
もはや説明する必要のない名曲です。私が初めて買ったYMOのレコード(シングル)でした。その意味で非常に思い入れの深い曲です。
Perspective(パースペクティブ)
散開前に発売したアルバムに収録された曲で、もしかしたら坂本氏の曲で一番好きかもってくらい好きな曲。なぜか高1の冬、友達の家で麻雀をしていたことを思い出します。
Behind The Mask
マイケルジャクソンやエリッククラプトンにもカバーされた名曲。ライブでは2番を歌わないのはなぜ?
Forbidden Colours
所謂《戦メリ》の歌入りバージョン。デビ様と坂本氏の最高のコラボ。
glasshoppers
氏のファーストソロアルバム《千のナイフ》に収録されているピアノ曲。70年代のアングラ感にあふれている曲で、三拍子のCメロ(?)あたりが凄く好き。ピアノのメロディーはもちろん裏でブンブンいってるベースがそれ以上に好き。自分という人間のマイナー志向の原点がこの曲にあるといっても過言ではないと思ってます。
高橋幸宏氏のソロアルバムに収録されていた曲。中二病全開だった頃この曲をよく聴いてました。テクノボサノバとでもいう曲で大好き。
もともとは氏が何かのCMのために作った曲に幸宏氏が歌詞をつけた・・・と記憶しております。幸宏+龍一の最高傑作。楽しかった高校の頃を思い出します。
Castalia
どう解説したらいいかわからないけど、とにかく好きな曲。
つうことできりがないのでこれで終わりにします。とにもかくにも氏のご冥福をお祈り申し上げます。合掌