むか-しむかし。学生時代にドラムをほんのちょっとだけかじってたことがあります。そんな私が好きな(影響を受けた)ドラマーを3人ご紹介したいと思います。
1・村上ポンタ秀一
素人が聴いてもわかると思うんですけど、何て言うか言葉では表現しにくいんですが、独特のタッチの柔らかさというか、よくわからないフイルインとか(笑)。日本にはあんまりいないタイプのドラマーで、そこが変わり者の私的にグッときます。
2・湊雅史(元デッドエンド)
学生時代にこの人のドラムを聴いて、「凄いのが出てきたな。」と思うと同時に「こりゃ100年やってもこの人のレベルに届かないわ。」と悲しくさえなりました。ファイルインとか凄くセンスがいいし、それってライブなんかはほとんどアドリブなんでしょうけど、楽曲を壊すことなくさらりとカッコよくプレイしてます。
同時期にインディーズで活躍し、同時期にメジャーデビューした今や伝説となったあのバンドのドラマーより100万倍上手いと思います(個人の感想です。)
3・Jimmy Copley
なんだろう、上手いのは勿論ですが、聴いていて本当に気持ちのいいノリなんですよ。
この曲はアルバムでは日本人の有名ドラマーが叩いています。でも圧倒的にこのライブバージョンの方がカッコいい。アルバムの人は元々フュージョン系の人だから、ロックのノリじゃないんですよね。なんかこう、背筋伸ばして、にこやかにドラム叩いてるみたいな。やっぱりジムのドラムがこの曲にはよく合ってると思います。
それにしてもチャーの《Let it blow》は名曲だなぁ。チャーが作った曲じゃないけど(苦笑)。
まっそんなとこですか。
今の時代、この人達より上手いドラマーってアマチュアでも案外いるのかもしれません。でも結局のところ単純に上手い下手というよりも、楽曲の中でこの人達が作り出すリズムが自分の好みに合うかどうがが大事なんですよね。ドラマーが変わっただけでバンドの印象ってガラッと変わるもんですし。
私は今時の安直な打ち込みで作ったリズムってのが、どうにも性に合いません。安っぽくて薄っぺらな感じがするんでよ。そういうのを「それはそれでいいんじゃない?」って柔軟に受け入れることが出来ればもっと楽になるんでしょうけど、こらはもう元ドラマーの宿命だと思ってます。我ながら「自分って面倒臭いヤツだなぁ。」と。
というわけで、今夜も酔っぱらいの戯れ言にお付き合いいただきありがとうございました。