今から35年以上前のこと。受験で東京に行った時、生まれて初めて吉野家で牛丼というものを食べました。都会に住んでいる人には信じられないかもしれませんが、当時静岡には吉野家の店がありませんでした。
テレビとかで見たことはあったので、「いい機会だから食べてみるか!」と入ってみたのです。システムがよくわからないまま牛丼を注文し一口食べた瞬間
何これ!
何だこの美味さは!!!!
こんな美味いものが世の中にあったのか!
しかもこの値段で!
目から鱗が落ちるというのはあの時のような状態を言うのだと思います。貧乏人と笑いたければ笑え。それまで肉と言えば頑張って豚肉の生姜焼き
くらいが精一杯だった私にとって、吉野家の牛丼は本当に衝撃的でした。
そしてそれ以降受験を終えて地元に帰るまで、昼飯は毎回吉野家でした。いや待てよ、夕食も吉野家を食べてたかもしれません。とにかくそれくらい吉野家にハマったのです
この動画を見て、今よりもっとピュアだった10代の頃を思い出しました。何かを見て、何かを食べて、何かを感じて、それに没頭出来る。そんなのは若い頃だけです。あの頃に戻ってやり直したいことがたくさんありますが、今となっては後の祭り。今は自分に与えられた役割を精一杯やるだけです。
秋の夜長はいろんなことを考えさせられます。