人間を長くやってると、《使ってみたら思ってたより凄かった!》ってものがちょいちょいあるもんです。今回は私が体験して考えが変わった的な商品をいくつかご紹介したいと思います。
1・羽毛布団
もう30年くらい前の話ですけど、生まれて初めて羽毛布団を使ってみました。それまで冬場は掛け布団を2枚とその下に毛布という、今考えると物凄い重装備で夜を過ごしておりました。いつしか心の中では《重い=暖かい》という図式が出来上がってたんですけど、いざ羽毛布団を使ってみると軽いのに温かく、しかもその暖かさが非常に心地よいものでビックリしました。
嫁と一緒になったとき、その布団を新居に持ち込みましたが、その羽毛布団を昼寝に使った嫁に取られそうになったので、仕方なく某通販で彼女専用の羽毛布団を買う羽目になりました。確か10000円くらいでしたが、当時はそれだけ出せばそこそこな羽毛布団が買えたんですね。
もともと嫁も《重い=暖かい》信者だったようですが、それ以降彼女は布団はもちろん、冬場のジャケットもほとんどがダウンという羽毛信者になりましたとさ。
2・牛丼
このことについては以前に書いたことがあるので、リンクを貼り付けるだけにします。
3・イタ車
これも30年以上前の話。友人の乗っていたフィアットパンダ(初代)を運転させてもらいました。初めて運転する外車。恐る恐るアクセルを踏んだところ、踏み込み過ぎてしまい「シュウイ~~~~ン」というそれまで聞いたことのないエンジン音がしました。雑誌などによく書いてある《モーターのように回るエンジン》ってこのことかと妙に納得。運転を始めるとそのキビキビとした楽しいハンドリングに文字通り目から鱗が落ちました。そしてそれはその当時乗っていたCR-Xが瞬時にとてつもなくつまらないものに感じてしまうほどでした。
結局それ以降、イタ車は1台も買ってません。ルノー(フランス車)は2台買いましたけど。でもいまだにイタ車が好きなのは、この時の体験によるものです。
4・激落ちくん
これはわりと最近のこと。仕事で初めて激落ちくんを使いました。もちろんその存在はずっと前から知ってましたが、「水だけでそんなキレイになるわけないだろ。だったら洗剤とか必要ないわけだし。」と思ってました。でもいざ使いだしたらそれまで洗剤をつけてゴシゴシこすっても落ちなかったシミのような汚れが、いとも簡単に落ちて本当にビックリ!つうことで最近は家の掃除によく使ってます。ところでDAISOさんに似たようなパッケージの商品がありますが、あれと比べるとどうなのか。そのことが気になる今日この頃であります。
まあそんなところでしょうか。書いてて思ったのは、やっぱり若い頃の方が感受性が豊かなのと、経験値が少ないのでいろんなことに「おおっ!!!」てなることが多いんでしょうね。今はもう何をやっても見ても想定の範囲内で、物事に感動するとか驚くってことがあまりありません。残念なことですけど。
何かのサイトに書いてありました。《年を取るということは楽しいことがどんどん少なくなっていくことだ。》と。なるほどなと思うと同時に、それってつまらないなぁと悲しくなる今日この頃です。