前回からの続き
そんなわけで、我々はいったんその場を離れることにしました。そして西武の前の路上でどうしようかとしばし途方に暮れる二人。
私 「・・・・・(何の因果でこんなメに(-_-#)」
長嶋監督G 「そうだ!ここにこうやって立っていればどっちかの知り合い(女子)が通るかもしれない。そしたらその娘に買い物に付き合ってもらおう。」
この人、昔っから根拠もないのに無駄にポジティブなんだよなぁ。「そんなことはねぇだろ。」なんて思っていたら、偶然というのは恐ろしい。マジで来たんてすよ、二人の小学校の同級生《今●さん》が。もちろん女子てす。ホント10年ぶりくらいに会ったのにすぐにわかった。今●さんたら全然変わってないんだもん。それにしても長嶋監督G、コイツはどういう運を持っているんだ・・・恐ろしい男だ・・
「お~久しぶり!」
なんて感じで不自然なくらい爽やかに彼女に近づき、 頃合いを見計らってパンチー購入の計画を打ち明ける我々。
相変わらずバカだねぇと呆れる今●さん。でもまぁ、なんとか買い物に付き合ってくれることになったワケなのですが・・・・・入ったのはまたもや西武のパンチー売場。私は依然として恥ずかしくて売場に入ることができません。
今●さんとあれこれパンチーを物色している長嶋監督Gクン。照れ隠しなんでしょうけど、店に入れずモジモジしている私に向かってフロアー中に響くデカイ声で
「ウワ~、凄ゲ~、マジかよぉ!オイ、●●ちゃん見ろよ、何してんだよ、こっちに来いよ!」だって。
だ〜か〜ら〜、デカイ声で人の名前を言うんじゃねぇっつうの、このイカレポンチ。(-_-#)
私、マジで生まれて初めて殺意ってもんが芽生えました。
結局、ヤツは今●さんと相談の上、そこにあった一番エグ~い パンチーを買いました。確か色は紫。素材はシルク(だったと思います。)で、フリルがヒラヒラってしてて、真ん中に宝石みたいなもんがあしらってあるキッツい逸品(笑)でした。
後日、それを先輩に渡した長嶋監督G君。「いやぁ~ウケたよ!」と嬉々として私に話すんですけど、ひとつ長嶋監督Gクンに問いたい。別にどうでもいいけど、君はお笑い芸人じゃないのに、なんでそうまでして笑いを取ろうとするのかね。もうちょっと普通に行こうよこれからは・・・それと最後に一言。
「照れ隠しに自分をダシに使うのは本当に勘弁してくれ。」
おしまいです。長時間お付き合いいただきありがとうございました。