いよいよこの作品を語るときが来ました。
放映
1978年9月16日から10月7日までの全4回
出演(古谷一行以外)
司葉子
池部良
長尾深雪
菅井きん
他
監督
井上芳夫
音楽
真鍋理一郎
あらすじ
瀬戸内海を旅する金田一耕助は、船中で大道寺家の未亡人・綾子と知り合う。
そのとき、一艘の小舟が二人の乗った船に近づくが、船には奇妙にも柩が詰まれ、その中には美しい美少年が身動きもせず横たわっていた。助け出された美少年・虹之助が盲目で口も耳も不自由であると知った綾子は虹之助を引き取ることを申し出るが、金田一は何かしら不吉な予感を感じるのであった。
果たして、綾子の周囲で連続殺人事件が始まりを告げた。
DVDライナーノートより。
私情インプレッション
この『仮面劇場』。横溝正史シリーズⅡのがっくり4部作その3です。その中でもダメさ加減はピカイチ。実はこの作品も、原作・DVDともあんまり見てなかったんで、一応今回両方見直しました。
この作品は原作に金田一耕助が登場しない、いわゆ由利燐太郎ものです。もちろん日和警部も原作には存在しません。でもまぁそんなことは枝葉末節に過ぎません。
そもそもの問題は、本来2~3回程度で終わる話を無理に4回に引き延ばしたという事に尽きます。そしてそれに起因する余分な出演者と余分な殺人、抑揚のないダラダラとした間延び感。犯人及びその理由はほぼ原作通りなんですが、もはやあれこれ書く気力もないので、もう終わりにしたいです。結論・・・
ダメだこりゃ
総合評価
★☆☆☆☆
星ひとつ
さて、次回は最終回『迷路荘の惨劇』です。あんまり楽しみにしないで待ってて下さい。