少し前に《天然ものにはかなわない》と題して一席設けました。
今回も2007年12月15日に書いたmixiの日記に若干の手直しをして、こちらに投稿しようと思います。お付き合いの程何卒よろしくお願い申し上げます。
先日、会社の事務所で事務作業をしていると、旅行会社の営業の方がみえて、「よかったら見てといて下さい。」と初詣ツアーのチラシを私に手渡し、滞在時間３秒ほどのマッハの速さで帰っていきました。
受け取ったチラシに軽く目を通し、「面白そうなツアーだよ。行ってみたらどうだい？」と、向かいの席に座っている女性社員に渡しました。 そのまま自分の席に戻り仕事を再開していると、その女性社員が何やら意味不明な、呪文のような言葉を唱えています。気になってそちらを見てみると、さっき渡したチラシをしげしげと眺め、何かをつぶやいているのですが、何を言っているのか私には１デシベルも理解出来ません。
女子「しんえんざん・きゅうえんじ～ぃ ・げべおんせん・・・・」
私「ん？？？？？？」
あとからチラシを確認したら《身延山久遠寺と下部温泉 初詣の旅》と書いてありましたwww
素晴らしい。固有名詞は全滅です。最後の方がフェードアウトしていたのでハッキリと聞こえませんでしたが、もしかしたら『初詣』も読めていなかったのかもしれません。
この年代の女の子にとって、日蓮大聖人の有難い教えも功徳も、バルコの地下にあるスイーツほどには興味がないことなのでしょう。 「だってぇ、 静岡のこともよくわからないのにぃ～、 山梨のことなんてぇ・・・」とは本人の弁ですが、 そういう問題ぢゃあないと思います。 でも師走のクソ忙しい中、ちょっとだけ気持ちが和みました。 そんなTさんも現在は二児の母。上の子はもう高校生らしいです。時が過ぎるのって本当に早いものですね。
終
