バブル経済華やかなりし頃、日産はパイクカーと称して尖がった車を売ってました。
それらは主に初代マーチをベースに作った乗用車で、
Be-1
PAO(パオ)
FIGARO(フィガロ)
RASHEEN(ラシーン)これはマーチがベースじゃないような・・・
なんかがそうです。
詳しくはこちら↓をご覧ください。
ところが一車種だけ違ったコンセプトの車があって、それが今回ご紹介するS-Cargo(エスカルゴ)。こいつだけはパルサーベースの商用車でした。
誰がどう見てもシトロエンの2CVをモチーフにしたそのスタイルは、
当時スポーティーカーにしか興味のなかったヤング(笑)な私にも、「いいなこれ。」と思わせてくれるものがありました。
話はちょっと横道にそれますが、シトロエンの2CVといえば確か90年代の前半まで新車(!)売っていたように記憶しております。あの時買っておいて大事に保管していたら、今頃相当な高値がついただろうにと思わなくもありません。今考えればやりようがなくもなかったかなと。
さて、話を戻します。当時の日産は片方でスカイラインなんかをはじめとした901活動で、限界性能がどうちゃらとか、ツインターボで280馬力が!とかカーキチ(笑)向けの車を作りながら、もう一方でこんなノンキな・・・・もとい、肩の力の抜けたホンワカした車を売ってたんですね。
世の中が運転性能をガチガチに突き詰めていくという時代ではなくなった昨今、こういう車を作ってくれたらきっと売れる・・・・・かな?
中古車が結構なお値段で売ってます。
別に日産でなくてもいいんですけど、こういう車が新車で買えるなら、それを終(つい)の車にするのも悪くないかなと思う今日この頃であります。