おっさん天国 物欲の泉

日々物欲にまみれ、煩悩の海に溺れて暮らすおっさんがおススメしたい、あんな物・こんな事をご紹介いたします。

夜歩く

 

あ~なんなんだろう。この敗戦処理投手みたいなやるせない心持ちは・・・『夜歩く』かぁ。まっ、サラッと流しましょうかね。

 

 

放映
1978年7月22日から8月3日までの全3回

出演
故・范文雀(元ジュン・サンダース)
谷隼人
村井国夫
管寛太郎
原泉
伊藤雄之助

監督水野直樹

音楽
真鍋理一郎

 

あらすじ
この世にも恐ろしい事件が始まったのは、金田一耕助が戦友の屋代寅太を小金井の古神家に訪ね2年ぶりに再会を果たし日だった。おりしも古神家は美しく一人娘・八千代をめぐる三人の男、彼女の婚約者で画家の蜂谷小市、屋代の従弟千石直記、それに八千代の腹違いの兄の古神守衛の争いで殺気立っていた。深夜、金田一が幽霊のように庭をさまよう八千代の姿を目撃した翌朝、金田一と屋代は頭部と手首を切断された不気味な男の死体を発見した。死体の右太股の傷痕から被害者は蜂谷で犯人は失踪した守衛と断定されたが、守衛の右太股にも同じ傷痕があるという守衛の乳母の証言から 死体が守衛である可能性も出て、金田一と日和警部をおおいに悩まさせる。やがて物語の舞台は古神家の本家のある岡山県の鬼首村へ移っていく・・・。

DVDのライナーノートをそのまんま拝借。

 


私情インプレッション


一応、今回『夜歩く』を書くにあたり、原作とDVDを両方見ることにしました。実は私、『夜歩く』に関しては原作をあんまり読んでいません。たぶん今回で3~4回目だと思います。だから原作と映像をちゃんと見てから評価しようと思っワケなんですけど。で、いきなりですけど、結論。

 

 

なんかイマイチ。


 

原作にはない殺しがひとつ入っているのが余分と言えば余分ですが、それ以外は原作にもまぁ忠実かなぁ。上手い役者さん達が渋~い演技してるんですけど、今ひとつガツンと来るものがないんですよね。

 じゃあ原作がそもそも退屈なのかっていうと、いやいや!「これでもかっ!」っていうくらいのトリックてんこ盛りでなかなかに面白いです。

じゃあ、なんでこうも萌えないのだろうと、ここ2~3日考えてますが結論が出てきません。単に私との相性の問題なんでしょうかね。

強いてこの映像の良いところをあげるとするとだね・・・范文雀さんの美しさと

 


タイトル曲の異常なまでの不気味さでしょうか。う~ん、でもこの場合、“曲”って言っていいものかなぁ。ピアノの低い唸りに、遠くの方で女の人のスキャトが絡んでるっていうような曲なんですけど、ハーモニーみたいなものは全然ないし、、どちらかというと怪談チックなサウンドで、気味の悪さに関してはパート1、パート2の作品の中でも全開バリバリのぶっちぎりでNo.1だと思います。まっ、そのくらいかしら。

 

youtu.be

 

というわけで、これ以上何も書くことがないので、今回はこれでおしまいってことにしたいです。


総合評価
★★☆☆☆
かなり甘く見て星二つかな。