若い頃、紫陽花って花があまり好きではありませんでした。あのジメジメとして雨ばかり降っている、鬱陶しい梅雨に咲く花だからというしょうもない理由で。
しかし年をとると共に、雨に濡れながらシットリと、そしてヒッソリと咲く紫陽の花ってのは、何とも風情があっていいもんだと思うようになりました。なんなら紫陽花を眺めながらの《花見酒》なんてのもオツじゃないかとすら思います。
はい、前置きはここでおしまいです。そんなわけで我が家にも紫陽花を植えたいなと思い、ネットで調べたところ、挿し木で簡単に増やせるということがわかりました。なんでも紫陽花ってのは生命力が強いので、挿し木に向いているんだそうです。あと、梅雨のこの時期が挿し木をするのに最適らしいというので、ずっと温めていた計画を実行することにしました。
義理姉宅に紫陽花があって、挿し木をやりたいのでと伝えたところ、快くOKをもらいました。で、昨日何本かチョッキンして鉢に植えることにしたのであります。
インターネット先生の教えによると、
①花が咲いている元気の良さそうな枝を茎の青いところ辺りで切る。
②切ったところを更に斜めに切り目を入れ、30分ほど水を吸わせる。
③花や下の方の葉をすべて切り落とし、一番上の葉だけ残し、更にその残した葉も半分に切る。
④あとはそれを鉢に植えるだけ。
鉢に植える際に使う土ですが、養分のある土(腐葉土とかそういうの?)だと切れ目が腐ることもあるので、赤玉土とか鹿沼土みたいな石っぽい土(?)がいいようです。
私もホームセンターで買って来ました。
このあと最初の3日くらいは毎日水をやって、その後は土が乾いたら水をやるって感じで育てるらしいです。あと注意するのは直射日光の当たらない明るいところに置くってことらしいです。
で、ある程度育ったら大きな鉢に植え替えますが、しばらくはこのままで様子見です。でも何か変化があったらこのブログでご紹介したいと思います。お楽しみに。
それでは最後に紫陽花つながりということで、城之内早苗さんの《あじさい橋》をお楽しみ下さい。